- 糖質減らせば痩せるってどうして?
- なんで糖質制限がいいのかな?
低糖質な食事をすれば痩せると勘違いして、ダイエットに失敗することがあります。
私は1年以上、糖質制限ダイエットを実践しています。糖質制限ダイエットにまつわる本を読み込みました。
この記事では、糖質制限ダイエットで痩せる理由と実践方法を紹介しています。
糖質制限ダイエットでは、糖質をただ減らせば言い訳ではありません。
間違った知識に騙されないよう、しっかりと糖質制限ダイエットをしましょう。
【そもそも糖質って何?】糖質を知ろう
糖質とは何か?
- 炭水化物に含まれる栄養素
- 3大栄養素のひとつ
- 糖質はエネルギーとしての役割しかない
それぞれ解説します
炭水化物に含まれる栄養素
糖質は、炭水化物に含まれる栄養素です。炭水化物の量から食物繊維を引くと、糖質になります。
糖質(g)=炭水化物(g)-食物繊維(g)
炭水化物と言われている食材の多くに、糖質が含まれています。
米や小麦粉は、ほとんどが糖質です。
3大栄養素のひとつ
糖質は3大栄養素のひとつです。
3大栄養素とは、エネルギーになる栄養素のこと。
【3大栄養素】
- 糖質
- タンパク質
- 脂質
糖質はエネルギーとしての役割しか無い
糖質はエネルギーとしての役割しかありません。
3大栄養素の役割を記述します。
栄養素 | 役割 |
糖質 | エネルギー源 |
タンパク質 | エネルギー源 体の組織を作る |
脂質 | エネルギー源 体の組織を作る |
タンパク質や脂質は、体の組織を作ります。余った分がエネルギーとして使われます。
私たちは糖質の多い食事ばかりしているので、常にエネルギーが余った状態です。
【人間が太る原因は糖質!】その理由は?
人間が太る原因は糖質の過剰摂取です。理由は以下
- エネルギー過多になって体脂肪になる
- インスリンの大量分泌で脂肪の燃焼を阻害
- 糖質には中毒症状がある
- 食後低血糖をひきおこす
解説していきます。
エネルギー過多になって体脂肪になる
糖質を摂取すると、次の順番にそって糖質が体脂肪になります。
- 胃腸で消化・吸収(グルコースになる)
- 吸収したグルコースは血液中ながれる
- 血液中にグルコース(糖質)がいっぱいになる
- グルコースがいっぱいになると、血糖値が上昇
- インスリンが分泌される
- インスリンの働きでグルコース血液から移動
- 肝臓・筋肉にグルコースが蓄えられる
- 肝臓・筋肉の貯蔵量は限られているので、余剰分が体脂肪になる
筋肉に蓄えられたグルコース(糖質)は、筋肉を動かさないと消費されません。
体をほとんど動かさない私たちでは、筋肉のグルコースはいつも満パン状態。
糖質を摂取しただけ、体脂肪として蓄えられます。
【インスリン大量放出】脂肪燃焼を阻害する
1度に大量の糖質(約50g以上)摂取すると、インスリンが大量に分泌されます。
インスリンは別名「肥満ホルモン」といわれ
- 血糖値を下げる
- 体脂肪の蓄積
- 体脂肪の燃焼を抑制
を行います。
体脂肪を付けるし、燃焼させてくれない。よけいな事しかしないです。
体脂肪を燃焼したい人は、インスリンの過剰分泌を抑えましょう。糖質を1食あたり約50g以上摂取すると、過剰分泌すると言われています。
糖質は1食40g以内に抑えるようにしましょう。
糖質には中毒症状がある
糖質にはアルコールと一緒で、中毒症状があります。
私は甘党だから。という人は、中毒症状にやられています。
私たち人間は、「チャンスがあれば糖質を摂る」とプログラミングされている。
糖質を摂ると、脳から幸せホルモンの「ドーパミンやセロトニン」が放出。脳が快感を求めて、「もっと糖質をよこせ」状態になります。
食べる気は無くても、甘いものを見たら食べたくなる。これは中毒症状が進んでいます。
必要以上の糖質を摂ってしまい、カロリー過多です。
【インスリンの大量分泌はヤバイ】食後低血糖を引き起こす
糖質を大量(1食50g以上)摂取すると、血糖値が上がりインスリンが大量分泌されます。
食後低血糖は以下の流れで起きる
- 糖質を大量に摂取
- 血糖値上昇
- 血糖値を下げるために、インスリンが大量分泌
- 血糖値が下がりすぎる
- 低血糖状態になる
低血糖状態になると、イライラや集中力の低下などを引き起こす。
イライラや集中力が低下すると、甘いものを欲しやすくなります。
低血糖は食後2~3時間後に起こりやすい。食後2~3時間といえば、「おやつタイム」ですね。
お菓子を食べる理由としては、最高のタイミング。こうやって肥満が蔓延していきます。
糖質制限で痩せる理由
糖質制限で痩せる理由は以下
- 体脂肪をエネルギーに変換する
- 食後低血糖がおきないので、食欲が増えない
- 糖質中毒が減っていく
解説します。
体脂肪をエネルギーに変換する
エネルギーにしかならない糖質を減らすことで、体脂肪を燃焼するスイッチが入ります。
糖質を摂っているかぎり、エネルギーは糖質からしか使われません。
糖質の量を減らすことで、食事からのエネルギーがなくなる。体は体脂肪を燃焼して、エネルギーを作る方法に切り替わります。
体脂肪が燃焼していき、痩せていきます。
食後低血糖が起きないので食欲が増えない
糖質制限を行うと、インスリンの大量分泌がなくなります。食後低血糖が起こらないので、食欲が増えません。
食べなくてもいいお菓子を、欲しくなくなります。
太る原因は、余剰なカロリー摂取をしてしまうからです。お菓子を減らすことで、太らず痩せていきます。
糖質制限をして、食後低血糖をなくしましょう。
糖質中毒が緩和していく
糖質の摂取量が減るので、中毒症状が緩和します。
糖質の摂取で分泌していた、「ドーパミンやセロトニン」が減るからです。
脳が甘いもの(糖質)を欲しなくなります。
個人差ありますが、糖質制限を開始して1ヶ月ほどすれば徐々に薄れました。
【体脂肪を燃やせ!】糖質制限を実践
糖質制限の実践方法を解説します。
- 1食の糖質量を40g以内にする
- 【重要】摂取カロリーは減らしすぎない
- 糖質摂り過ぎたら、食後すぐの運動でリセット
1食の糖質量を40g以下にする
1食の糖質量を40g以内にしてください。理由は食後低血糖を引き起こさないようにする。
1食の糖質量が約50g以上になると、食後低血糖が起きやすいと言われています。
低血糖状態になると、イライラや集中力の低下が発生。
お菓子を食べたくなり、太る原因になります。
【重要】摂取カロリーは減らしすぎない
糖質制限=米やパンなどの主食を減らす
上記のように考える人がいますが、これは間違いです。
人間には生きていく上で必要な、基礎代謝という仕組みが備わっています。
基礎代謝以下の生活にしてしまうと、体調不良の原因となります。
糖質制限で米やパンを減らす場合は、タンパク質や良質な脂質をしっかり摂取しましょう。
1日の摂取カロリーは、以下になるようにしてください。
基礎代謝≦摂取カロリー<消費カロリー
3つのカロリーについては、以下記事で紹介しています。ぜひ参考にしてください。
https://reitobento-diet.online/diet-cal/【糖質摂りすぎた!】食後すぐの運動でリセット
糖質を摂りすぎても、食後すぐに運動をすることで、血糖値の上昇を抑えられます。
激しい運動は必要ありません。
- スクワットをゆっくり10回
- 早足のウォーキングを20分
どっちかやるだけで、血糖値の上昇を抑えられます。
運動をすることで、筋肉に貯蔵していた糖質(グルコース)を消費。筋肉の糖質の貯蔵量が増え、血糖値が上がりにくくなります。
下半身には全体の2/3の筋肉が集中。下半身を動かすことで、より多くの糖質を筋肉に貯蔵できます。
糖質制限ダイエットの間違った知識
ここからは、糖質制限ダイエットの間違った知識について解説します。
糖質摂らないと筋肉減る
糖質制限だろうと、脂質制限だろうと、タンパク質をしっかり摂らないと筋肉は落ちます。
糖質制限だけを悪者にするのは、間違っています。
筋肉を維持するには、体重×1.3gのタンパク質が必要です。また、筋トレなどの運動をしないと、筋肉は減ります。
タンパク質をしっかり摂取して、ちゃんと運動をしましょう。
低血糖になる
糖質を摂らないと、低血糖になるという人がいます。この人達は低血糖になる仕組みをわかっていません。
低血糖になる原因は、インスリンの大量分泌です。この記事でも紹介しましたが、インスリンが分泌されるのは糖質を摂取したとき。
糖質を摂るほうが、低血糖になります。
糖質制限はリバウンドする
どんなダイエットだって、止めたらリバウンドします。糖質制限だけに限ったことではありません。
「糖質制限はリバウンドする」って、糖質が太る原因ですって言ってますね。
普段の食事から米やパンを減らすだけ
米やパンを減らすだけだと、1日の摂取カロリーが不足する場合があります。
摂取カロリーは基礎代謝と同じ量は必要です。
米を減らした分、タンパク質や良質な脂質からカロリーを摂取しましょう。
糖質制限は摂取カロリーを気にしなくていい
これは間違いです。どんなに糖質を抑えようとも、消費カロリー以上食べてしまうと太ります。
糖質制限ダイエットの本にも書かれていますが、「タンパク質や脂質」は思ったより食べれないそうです。
だから摂取カロリーは気にしなくても、消費カロリー以上にはならない。
こんなふうに書かれています。けっこう無茶苦茶ですね。
人間の食欲を舐めてます。糖質制限しても、カロリー管理はしっかりしましょう。
糖質制限ダイエットについてのおすすめ書籍
糖質が太る原因をわかりやすく説明しています。
カラーで図解もわかりやすい。